百花物語こども花教室 blog

栃木県足利市・佐野市の子ども花教室。幼稚園や学童保育での課外教室、「伝統文化親子教室(文化庁委託教室)」を運営。

卒業式のコサージュを

2020年11月26日に足利市にある私立白鴎中学校の3年生の保護者の皆さんとコサージュ作りを行いました。

検温、消毒、窓の開放、隣の人との距離を取る。私も可能な限り、みなさんとの距離を取りながら指導をいたしました。例年とは異なる環境下での実施。役員さんはかなり気を遣いながら当日を迎えたことと思います。

今回はピンク、オレンジ、白の3種類から自分に合った色を選んでいただき、事前に花材を配布していたため、スタートがスムーズでした。受け付けで時間を要し、人が滞留することを避けた良い案です。

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卒業を控えた保護者同士、同じ時間を共にし、思い出を作るのも大切なことですよね。そのような取り組みをなさっている中学はとても素敵です。

最後に写真を1枚。このご時世ですので無言で並び、素早く1枚!ほんの一瞬の出来事でしたが、皆さんの笑顔はバッチリ👌

とても雰囲気の良い学年部。お子さんを通して、いろいろな活動を支えてきた仲間という感じがしました。

 

今回、PTA会長さんからのお声がけで卒業の準備のお手伝いができて幸いです。ありがとうございました。

Xmasワークショップ 呑竜幼稚園

12月1日〜4日の4日間、佐野市呑竜幼稚園のド・マーマにてXmas飾りを制作します。対象はこちらの施設に通う子育て中のママたちです。去年に引き続きお目にかかれる方がいるかも😊

今年、ベースで使うのは100円ショップの刺繍枠。この枠を使って花材を配置していきます。花材は、シダーローズ、パクリ、ワタガラ、ミニツガ、カラ松、シナモン、トータムローズ、モス、リボンなど

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集めてみるとたったこれだけ?と思うのですが、実際使ってみると、かなりのボリューム!

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リボンは工夫次第でどのような形にも変えられますから、個性が出せる花材のひとつです。楽しみながら作ってくださいね。

レイアウトは人それぞれ。それこそ無限大!こどものように自由に作ってください笑!

昨年、別の幼稚園で実施したときは、Xmasツリーの形に配置した方もいました。今年はどのような作品が出来上がるのかしら?

 

 

伝統文化こども花教室足利 最終回

 

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2020年11月21日

中級クラス7名、初級クラス20名が出席。作品発表会という形で無事に最終回を迎えました。

最終回だからといって特別なことはせず、また来年会いましょうとお別れしました。f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121222207j:image
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たった8回のいけばな教室でしたが、初級クラスは『いけばな』らしく生けられるようになり、中級クラスは去年学んだことを思い出しながらお稽古を重ねました。

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在籍者は34名。年中さんから中学生までが思い思いの花を生けた8回。年中さんは4回をすぎた頃からかしら?ママの補助もなく生けるようになりました。年長さんも、ママはそばに居なくていい!お外で待ってて!と。自立の過程を見たようで感動的でした。幼いから生けられないわけではなくて、やったことがないだけ、それを改めて感じました。

申し込んでくれてありがとう。

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小学生は同じクラスの仲間の作品を参考に生けていくという学びもありました。少人数で行うアトリエ教室とは違う学びがここにはあります。

みんな真剣な横顔で花や手元を見つめ生けています。この緊張感、忘れないで!

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コロナが広がった場合はリモート教室を開催することも視野に入れ運営してきましたが、その日は来ないまま終えることができました。一同、ホッとしています。

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11月上旬に文化庁への次年度事業の申請は済ませています。予算がつくことを願いながら次年度の体制、クラス編成などをこれから考えていきます。

最後になりましたが、今年度のスタッフにお礼を。川田、石井、阿部、菱沼は子育てや学校ボランティアで学んだことをフルに生かして運営やお子さんの対応に当たってくれました。ありがとうございました。大学生のなおしは主婦を俯瞰に見ながら(笑)冷静な判断をしてくれました。若いって素晴らしい!

 

ありがとうございます。半年でこどもが変わってきたと感じるんです

そんな話をしてくださった保護者がいらっしゃいます。

配色をはじめ、使う色の感覚が以前と違ってきたこと、よく考えるようになったこと、工夫するようになったことを担任の先生が指摘した上で、何か覚えはありますか?と尋ねてきたそうです。

『あっ、花だ!』と思ったそうです。それ以外に思いつくことがないとも。

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絶対そうだとは言い切れませんが、そう考えていただけたのならありがたいことです。今日もよく考えて花材の構成をし、使う色も絞って生けていました。

こういう習い事は認知能力に結びつくものではないので、なかなか効果を実感できないものです。もし、この子の中で何らかの変化があったなら幸いです。

毎回笑顔でやってきて、花材を確認して、配れるものがあれば進んでみなに配ってくれます。香りも必ず確認しています。顔を顰めたり、好きな匂いだ!と嬉しそうにしたり。そんな小さなことも何かの刺激になっているのでしょうか。

 

初心を忘れず、教えを守り

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お子さんたちが『いけばな』を生けるようになり4年。お稽古の積み重ねを残すため、お教室を池坊の学校華道登録校という扱いにしてもらったのが今年の9月。約20名が門弟申請へ。無事全員に入門許可がおり、書類一式を支部から預かり受けてきました。こどもたちは、いつ届くの?と楽しみにしてくれています。土曜日から順次お渡ししますね。

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入門証にあるように
初心を忘れず、教えを守りお稽古に励んでくださいね。私も一緒に道を歩きます。

申請にあたり、書類手続きにご協力くださった幼稚園の理事長先生、園長先生、ありがとうございました。
これからも花を続けたいというお子さんの気持ちを汲んでくださった保護者の皆様もありがとうございました😊

やる気満々

体験を経てお教室に入ってきたさーちゃん。年中さんです。朝からにこにこ、やる気満々。

お姉ちゃんは1年生。いつものテンションでにこり。

 

初めてなのに、渋めの花のラインナップ😅 

ごめんねー笑

で、できたものが以下の写真!

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これは1年生のお姉ちゃんの作品。あまりにも綺麗なので昨日購入した竹細工の花籠にに入れてみました。見よ、この出来栄え!星のリゾートにでも飾ってもらいますか笑?

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こちらは、さーちゃん。ちょうど良い器が見つからず、竹籠の落としに入れてあります。これはこれでいいかも。

木苺の葉の色が変わっているのを見て、秋だから変わっているの?と質問が。そう、そうなのです。枯れているのではなく、それは紅葉なのです!年中さんの口からそんな言葉が聞けるとは感動ものです😭日本の四季を理解してくれているのは、とても嬉しいことです。ありがとう。

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花の写真を撮り終えると、早くお家に飾りたい!と笑。そう、おうちの人に早く見せたいものね。

パパやじぃじ、ばぁばにも宜しくお伝えくださいね。また次回も宜しくお願いします。

伝統文化こども花教室足利7回目

11月1日に伝統文化こども花教室の7回目が終わりました。全8回なので、残すところあと1回になりました。

この講座は、いけばなをいけばならしく生けられるようにすること、やったことのないお子さんたちに『やってみたらできた』『学ぶって楽しい』を持ち帰ってもらうことがミッション?!でもあります。

伝統文化、剣山、花を生ける。この響きだけで実はハードルが高いのではないでしょうか。しかも学校経由で渡されたチラシ1枚を見て、受講を決めるわけです。みんな、なかなかの強者(笑)です。

 

思い返してみれば、初級者クラスの強者たちの1回目の作品はまるで『ジャングル』のような仕上がり(笑)。

いいんです。自由に生けてください!とお願いしたのですから。何も知らずに自由に生けるとそうなるのが自然です。それを見た上で、自分がどのように変わっていくのか身をもって知ってもらうわけです。

あれから3ヶ月、強者たちは欠席することも極めて少なく、積極的に生けること7回。形になってきました。嬉しいです!

もうジャングルには戻りません。

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中級クラス(複数年度受講しているお子さんが在籍)はマイペースに静かに進んで行きました。受け付けから片付けまで、慣れたもので、運営側が助けられることもしばしば。ありがとうございます😊

実は今年度で卒業していくお子さんがおり、このメンバーでお花を生けるのも終わりかと思うと心寂しいものがあります。2年生から6年生までの成長を拝見することができるのって、本当に嬉しいものです。4年間、ありがとうございました。

 

次回は11月21日、ラストです。自分の力だけで花を生けてもらい、保護者のみなさんへ作品の公開を行います。公開方法については会場のルールを守りながら、時間制で行います。詳しくはメールにて。