6年生の男の子が自分で花を選び、生けた作品です。数日前におじいちゃんがお亡くなりになり、お稽古はお休み中でした。そんな中、写真が送られてきてママの言葉が添えられていました。『お葬式用に息子が生けました。どうでしょうか』
春色の優しい色合いでまとめられた花々。彼の優しい気持ちが溢れたような作品です。こんなに温かな作品に、何も申し上げることはありません。
お稽古だけではなく、学んだことを活かし、大好きだった方を見送る。いざとなったら私にできるのだろうかと我が身を思ってしまいました。
誰かを思う気持ちは、大人だから・こどもだからということは関係ありませんね....。
今年は桜の開花が遅く、ここ北関東も今日あたりからほころんできました。穏やかな春の1日になりそうです。Hくんのおじいちゃんのご冥福を心からお祈り申し上げます。