百花物語こども花教室 blog

栃木県足利市・佐野市の子ども花教室。幼稚園や学童保育での課外教室、「伝統文化親子教室(文化庁委託教室)」を運営。

伝統文化こども花教室足利 最終回

 

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121222207j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121222210j:image

2020年11月21日

中級クラス7名、初級クラス20名が出席。作品発表会という形で無事に最終回を迎えました。

最終回だからといって特別なことはせず、また来年会いましょうとお別れしました。f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121222207j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121222830j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121222826j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121222837j:image

たった8回のいけばな教室でしたが、初級クラスは『いけばな』らしく生けられるようになり、中級クラスは去年学んだことを思い出しながらお稽古を重ねました。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121223431j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121223442j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121223429j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121223437j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121223435j:image

在籍者は34名。年中さんから中学生までが思い思いの花を生けた8回。年中さんは4回をすぎた頃からかしら?ママの補助もなく生けるようになりました。年長さんも、ママはそばに居なくていい!お外で待ってて!と。自立の過程を見たようで感動的でした。幼いから生けられないわけではなくて、やったことがないだけ、それを改めて感じました。

申し込んでくれてありがとう。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121224211j:image

小学生は同じクラスの仲間の作品を参考に生けていくという学びもありました。少人数で行うアトリエ教室とは違う学びがここにはあります。

みんな真剣な横顔で花や手元を見つめ生けています。この緊張感、忘れないで!

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121224420j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121224424j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121224417j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121224414j:image

コロナが広がった場合はリモート教室を開催することも視野に入れ運営してきましたが、その日は来ないまま終えることができました。一同、ホッとしています。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201121230705j:image

11月上旬に文化庁への次年度事業の申請は済ませています。予算がつくことを願いながら次年度の体制、クラス編成などをこれから考えていきます。

最後になりましたが、今年度のスタッフにお礼を。川田、石井、阿部、菱沼は子育てや学校ボランティアで学んだことをフルに生かして運営やお子さんの対応に当たってくれました。ありがとうございました。大学生のなおしは主婦を俯瞰に見ながら(笑)冷静な判断をしてくれました。若いって素晴らしい!

 

ありがとうございます。半年でこどもが変わってきたと感じるんです

そんな話をしてくださった保護者がいらっしゃいます。

配色をはじめ、使う色の感覚が以前と違ってきたこと、よく考えるようになったこと、工夫するようになったことを担任の先生が指摘した上で、何か覚えはありますか?と尋ねてきたそうです。

『あっ、花だ!』と思ったそうです。それ以外に思いつくことがないとも。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201112174144j:imagef:id:kodomohanakyousitu100ka:20201112183410j:imagef:id:kodomohanakyousitu100ka:20201112174216j:image

絶対そうだとは言い切れませんが、そう考えていただけたのならありがたいことです。今日もよく考えて花材の構成をし、使う色も絞って生けていました。

こういう習い事は認知能力に結びつくものではないので、なかなか効果を実感できないものです。もし、この子の中で何らかの変化があったなら幸いです。

毎回笑顔でやってきて、花材を確認して、配れるものがあれば進んでみなに配ってくれます。香りも必ず確認しています。顔を顰めたり、好きな匂いだ!と嬉しそうにしたり。そんな小さなことも何かの刺激になっているのでしょうか。

 

初心を忘れず、教えを守り

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201112115134j:image

お子さんたちが『いけばな』を生けるようになり4年。お稽古の積み重ねを残すため、お教室を池坊の学校華道登録校という扱いにしてもらったのが今年の9月。約20名が門弟申請へ。無事全員に入門許可がおり、書類一式を支部から預かり受けてきました。こどもたちは、いつ届くの?と楽しみにしてくれています。土曜日から順次お渡ししますね。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201112115148j:image

入門証にあるように
初心を忘れず、教えを守りお稽古に励んでくださいね。私も一緒に道を歩きます。

申請にあたり、書類手続きにご協力くださった幼稚園の理事長先生、園長先生、ありがとうございました。
これからも花を続けたいというお子さんの気持ちを汲んでくださった保護者の皆様もありがとうございました😊

やる気満々

体験を経てお教室に入ってきたさーちゃん。年中さんです。朝からにこにこ、やる気満々。

お姉ちゃんは1年生。いつものテンションでにこり。

 

初めてなのに、渋めの花のラインナップ😅 

ごめんねー笑

で、できたものが以下の写真!

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201107095626j:image

これは1年生のお姉ちゃんの作品。あまりにも綺麗なので昨日購入した竹細工の花籠にに入れてみました。見よ、この出来栄え!星のリゾートにでも飾ってもらいますか笑?

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201107095818j:image

こちらは、さーちゃん。ちょうど良い器が見つからず、竹籠の落としに入れてあります。これはこれでいいかも。

木苺の葉の色が変わっているのを見て、秋だから変わっているの?と質問が。そう、そうなのです。枯れているのではなく、それは紅葉なのです!年中さんの口からそんな言葉が聞けるとは感動ものです😭日本の四季を理解してくれているのは、とても嬉しいことです。ありがとう。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201107095308j:image

花の写真を撮り終えると、早くお家に飾りたい!と笑。そう、おうちの人に早く見せたいものね。

パパやじぃじ、ばぁばにも宜しくお伝えくださいね。また次回も宜しくお願いします。

伝統文化こども花教室足利7回目

11月1日に伝統文化こども花教室の7回目が終わりました。全8回なので、残すところあと1回になりました。

この講座は、いけばなをいけばならしく生けられるようにすること、やったことのないお子さんたちに『やってみたらできた』『学ぶって楽しい』を持ち帰ってもらうことがミッション?!でもあります。

伝統文化、剣山、花を生ける。この響きだけで実はハードルが高いのではないでしょうか。しかも学校経由で渡されたチラシ1枚を見て、受講を決めるわけです。みんな、なかなかの強者(笑)です。

 

思い返してみれば、初級者クラスの強者たちの1回目の作品はまるで『ジャングル』のような仕上がり(笑)。

いいんです。自由に生けてください!とお願いしたのですから。何も知らずに自由に生けるとそうなるのが自然です。それを見た上で、自分がどのように変わっていくのか身をもって知ってもらうわけです。

あれから3ヶ月、強者たちは欠席することも極めて少なく、積極的に生けること7回。形になってきました。嬉しいです!

もうジャングルには戻りません。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201102083825j:image

中級クラス(複数年度受講しているお子さんが在籍)はマイペースに静かに進んで行きました。受け付けから片付けまで、慣れたもので、運営側が助けられることもしばしば。ありがとうございます😊

実は今年度で卒業していくお子さんがおり、このメンバーでお花を生けるのも終わりかと思うと心寂しいものがあります。2年生から6年生までの成長を拝見することができるのって、本当に嬉しいものです。4年間、ありがとうございました。

 

次回は11月21日、ラストです。自分の力だけで花を生けてもらい、保護者のみなさんへ作品の公開を行います。公開方法については会場のルールを守りながら、時間制で行います。詳しくはメールにて。

 

色によって違うの、知ってる?

今日の体験レッスンでは、花の香りの違いを確認してもらいました。花材はバラとカーネーションです。

赤いバラと黄色いバラ、どっちの匂いが好き?嗅いでみてくださーい!と声をかけます。

すると、隣の人の酸素も吸うほどの勢いでクンクン嗅いでくれます。微かな違いなのですが、分かるかな?因みに見学をしていたママたちは全くわからないとのこと💦

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201029003635j:image

どっちの匂いが好き?好きな方を上げてみて〜!

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201029003824j:image

そう、バラは赤より黄色い方が香りがはっきりしており、よりバラらしいのです。

同じようなことをカーネーションでもやってみました。あっ、違う!と嬉しそうです。

そう、新しい気づきって嬉しいことですよね。こどもたちの毎日は気づきや発見の連続のはずですが、改めて皆で確認してみると、より確かなものになりますよね。共有できる仲間がいるっていいことですね。

今日はそんなレッスンでした。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201029004345j:image
f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201029004348j:image

どんどんやってください!

こんにちは🧒こども花教室です。

今年度も地元のこども館でお仕事をさせていただいています。毎年、ありがとうございます!

今回はハロウィンの飾りを担当しました。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201023185639j:image

工作をする上で低温のグルーガンは必ずと言っていいほど使います。火傷はしませんか?と聞かれますが、過去火傷をしたお子さんはいません。熱いことが分かると注意深くなるので大丈夫。かえって大人の方が危ないくらいです。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201023190912j:image

こどもたちはグルーガンが糸を引くことに気づくと、それでひと遊びします。蜘蛛の巣を作っている子を毎年、毎年、ここ10年くらい見ています(笑)

なので今年は、いっそグルーガンで蜘蛛の巣を作ってもらうことにしました。

好きなだけ作っていいよ!

どんどん蜘蛛の巣を作って、ハロウィンらしく飾ってみよう!と声をかけました。

クッキングペーパーに蜘蛛の巣を下書きをして、その上にグルーを流していくのです。冷えて固まったらら、そっと剥がすのです。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201023191238j:image

するとこんな風に!

これを繰り返せば蜘蛛の巣の量産です!やりたかったこと、どんどんやってくださいね!と声がけ。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201023191720j:imagef:id:kodomohanakyousitu100ka:20201023191752j:image

こどもたちは静かになり、黙々と作ります。1時間、席を立つ子がいません(笑)。真剣な瞳と口元。でも出来上がった瞬間に、にこりとします。

人のことを気にしている暇はありません。にこりとしたら、また黙々と。

f:id:kodomohanakyousitu100ka:20201023192036j:image

あっという間の1時間半。よくそんなに集中できるね!すごいわ、その力!と思うのでした。担当の先生方が驚いていました。

 

お子さんたちに聞くと

グルーガンは楽しかったそうです。良かった、良かった!どんどんやっていいよ、たくさん作っていいよ!と言った結果、グルーガンを無駄遣いすることなく、例年よりも使用量が少なかった気がします。

禁止の言葉より前向きな言葉遣いの方が、やはりいいのでしょうかー(笑)!

 

1週間前から楽しみにしていてくれた4年生、ありがとう。学校から学童施設に息を切らして帰ってきた3年生、楽しかったかな?

また来年、会おうね。