百花物語こども花教室 blog

栃木県足利市・佐野市の子ども花教室。幼稚園や学童保育での課外教室、「伝統文化親子教室(文化庁委託教室)」を運営。

伝統文化教室 4回目

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伝統文化こども花教室足利、4回目が無事に終わりました。今回は中級、初級クラスともに自由花を生けてもらいました。花材は2回目と同じアレカヤシとヒペリカム、向日葵はアンスリウムに変えて実施しました。

全8回しかないのに、なぜ同じものを2度も使うのか?それは、2回目のアレカヤシが65cmと小さく、ダイナミックに生けてもらえなかったから。大きなものでリベンジしたかったのです。今回は110cmです!

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それは年長さんの背丈と同じくらいの大きさです。自分で買わないような花材に触れられることも、この教室の魅力のひとつです。

この大きなアレカヤシをどう生けるのかがポイントです。ただ短く切るだけにしますか?形を整えてみますか?どんな形に?裏側を見せてみる?さあ、どうしましょう?

この問いかけに、すぐ決まった!との返答。決めたら迷わず真っ直ぐに進む!!すごいことです!

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高学年のお姉さんたちは、アレカヤシを優雅な形に整えていきます。

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年中さんと年長さんは、ママの力を借りながら大きな葉っぱに手を加えていきます。あまりに大きいので全体を把握できないことが、もしかして大変だったかな?

年中さん、アレカヤシの葉先が枯れていることに気づき、その部分を落とすという姿も見られ、感心!

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中学年は頭の上にアレカヤシを立て、友達に何かを話しかけています。楽しいひとときなのだと思います。自由にやってください笑。


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真剣な眼差しです。
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よく考えているときの、厳しくも凛とした表情。45分間を真剣に過ごしてくれています。

それぞれがアレカヤシにハサミを入れて、整えていきます。どうしたらいいのか分からない、というお子さんはいません。みな、隣の友達の作品を見ることもなく、自分の作品を完成させるために真剣です。

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生け終わると笑顔。今年初めて受講するお子さんも、4年目のお子さんも自分の作品ができるとほっとするのでしょうね!

おつかれさまでした!


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4連休の初日、朝から送迎をしてくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。

 

 

 

ぼくは、なぜか早起きしたんだ。かってに目がさめたんだよ。あしたはきっと起きられないよ。

来るなりそんな話をした1年生。意味がよくわからないまま、あらそう?今朝は早起きできたのね〜!すごいね!と返してお稽古を開始しました。明日は起きられないってどういうことかしら?と思いつつ。

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いつものように、自分の考え方を口に出しながら花を生けていきます。今日のテーマは『風』。花で風を表します。

茎のしなやかさや太さ、花のつき方などを観察しながら生けていきます。風はどちらから吹いているの?どちらに花材が倒れるの?などと話をしながらいつものように楽しくお稽古の時間が過ぎていきます。

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終わりの頃にご両親のお迎え。お母さんが言いました。昨日の晩から『明日はお花だよね!』と言っていて、今朝は早く起きてきたんですよ(笑)。楽しみにしてるんです。それに、僕はずっとお花を続けるんだ!と言っています、と。

ものすごく嬉しい瞬間です。

きっと伝えたかったのは、早起きしたことではなくて今日を楽しみにしていたということだったのね。ありがとうね〜!そんな風に思ってくれて。暑い時期、学校に行くのだって体力使うのに、早起きしてくれるなんて!

今日は早めに寝て、明日はいつも通りに起きてくださいね。先生は明日の朝、お花の仕入れがあるので同じく早寝をしますね。

9月のお教室も楽しく花を生けていきましょうね!待ってるよ。

 

 

 

 

入門申し込みを8月末で締め切ります

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平素は百花物語こども花教室及び伝統文化こども花教室足利の活動にご理解、ご協力を賜りありがとうございます。

7月よりお声をかけさせていただいておりました、池坊入門の申し込みを、間もなく8月31日にて締め切ります。

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佐野市洗心幼稚園教室、佐野市呑竜幼稚園教室、伝統文化こども花教室足利に所属のお子様で、条件を満たしているけれど、申請をまだしていないというご家庭は期限までに書類に記入のうえご提出ください。

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2020年度洗心幼稚園絵皿教室 終了しました

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8月7日に洗心幼稚園の絵皿教室が無事に終わりました。今年は人数を制限し、丸一日かけて実施。園長先生をはじめ、現場の先生方のご協力のもと実施できたこと、心から感謝申し上げます。また、人数制限を設けて募集をかけたため、希望の時間に受講ができず時間変更に応じてくださったお子さんやご家庭にも感謝申し上げます。

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毎年、必ず申し込んでくださるご家庭が約4分の1。お子さんたちの成長が楽しみのひとつでもあります。

今年はテーマを設けずに、思いつくままに描いてもらいました。少し、難しかったかもしれません。

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初めてのお子さんたちも多く、3歳の参加も!3歳には3歳の、5歳には5歳の感性があります。上手かどうかではなく、その子がそこに表現されていることが大切なのです。

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お預かりした作品は現在焼成中。8月20日前後にはお返しできる予定です。短い夏ですが、この経験と作品がどうか思い出のひとつになりますように。

伝統文化こども花教室足利 2回目

 

 

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8月9日(日)足利市生涯学習センターで開催。初級、中級クラスともに花材は共通で、ひまわり、アレカヤシ、ヒペリカムを使いました。前回も使ったひまわり。夏の代名詞のような花です。梅雨が長かった今年、少しでも夏らしさを感じてもらいたくて用意しました。

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2回目の初級クラスは剣山の使い方からスタート。剣山に初めての1本を生けたときの緊張感あふれる表情は時間とともに笑顔に変わっていきます。難しいと思っていたものが、やってみたら自分にもできた!という安堵と喜びの笑顔です。そう、今までやったことがないだけでチャレンジしたら出来るのです。

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講師とスタッフはあまり手出しをしないよう心がけています。自分の手で最後まで生けて欲しいのです。なぜなら、その作品はそのお子さんのものだから。

ですが、分かりません!助けてくださーい!という意思表示があれば、ためらうことなくアドバイスはします。でも最低限。『自分の手でて生けた』という自信も、作品とともに持ち帰って欲しいからです。

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次回の3回目は8月末。またお花が生けられるのが楽しみ〜!といって会場をあとにするお子さんたち。保護者の皆様からも『こどもが楽しみにしているので、親も次回が楽しみになります』といった声が寄せられています。とても嬉しいです。ありがとうございます😊

スタッフ一同、次回も頑張ります。

白磁に絵付け 絵皿教室が今年もスタートしました

 


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8月5日に1回目がスタートしました。1回目の参加者は昨年も制作したお子さんたち。手慣れたものです。

顔料が多すぎてもべたっとしてしまい、焼成のときに焼け剥がれてしまうことを伝え、作業を進めてもらいます。

ある子はドットを指先で制作。まるでイッタラの世界!またある子は夜空を描きたくて、黄色の顔料で輝く星を描きます。光の部分はゴムベラで細く引くというプロのような作業。

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連続模様を作り、描いていったのは、4年生女子。その手際の良さに驚きます。

1回目はこんな感じでつつがなく終了。

 

2回目は8月6日、栃木市のふじおか幼稚園さん。続いて7日の9時から佐野市洗心幼稚園さんで実施します。どんな作品が仕上がるのか、私たちも楽しみです。

文化庁の伝統文化事業、はじまりました。

2020年度事業が7月26日(日)にスタートしました。

今年もおかげさまで、伝統文化こども花教室足利の教室を立ち上げることができました。

開催を楽しみにしてくれたお子さんたち、足利市役所文化課、池坊の支部、運営スタッフに心から感謝です!ありがとうございます!

今年度は3クラス編成で行います。

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初級クラス。初めてのことは、ワクワク、ドキドキ。でも、不安そうにしているお子さんはいません。

こんなに自由に生けた花。バランスが微妙ですが、初めての作品にプライドを持って欲しい。まずは、自分なりに生けることが大切ですから!

花を自分の好きな長さに切るときも、茎の香りを嗅ぐときもみんな瞳が笑っています。口元はマスクで隠れていますが、まさに目は口ほどにものをいう!笑顔で花を生けてくれることが、本当に嬉しいです!

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初級者クラスのみなさをんには、花を生けることは難しくなくて、楽しいことだと8回の講座を通して知ってもらえたらいいなと思っています。

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中級クラスのお子さんたちには、昨年の続きから。今年は、全体のバランスを見ながら配分を考えながら生けられるように導いていきます。

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1回目の様子は足利経済新聞にも掲載されています。

https://ashikaga.keizai.biz/headline/454/

次回は8月9日(日)。午前9時か中級クラスからスタートです。