卒園児約60名が式の前日に壇上の2基の花を生けました。このお仕事を担当させていただき、8年目です。毎年、年長児と花を一緒に生けることができて、幸せを感じます。
花の妖精たちはどこに生けたらいいのか考えながら、器の周りをくるりと1周。反対周りにもう1周。よく考えて場所を決めます。明日の式本番の時に自分の花がどこにあるのかわかるようなところに生ける子が多い気がします。それゆえ、少し前のめり気味の花が出来上がります(笑)
花を飾り学舎を後にする子どもたち。卒園式は自分ごと。卒園前、最後の共同作業にこの体験を選んでくださる幼稚園さん。おかげさまで私もそのときに立ち合い、子どもたちの心の機微に触れることができます。嬉しくて、ありがたいお仕事です。
花を生け終わってからも花から離れず、自分の生けた花を確認したり触れてみたり。こぼれ落ちる1輪を見つけ拾って歓声を上げるひととき。
なんでも嬉しいし、今が楽しい。これからもそんな風に生きていってくださいね。4月からの生活もお友達に恵まれ、楽しい毎日でありますように。
改めて、ご卒園おめでとうございます。