百花物語こども花教室 blog

栃木県足利市・佐野市の子ども花教室。幼稚園や学童保育での課外教室、「伝統文化親子教室(文化庁委託教室)」を運営。

桜が咲くと....すごーく嬉しいのです。

咲きました!と保護者から写真付きで連絡がきました。息子が生けた桜が見事に咲いたとのこと。7年も通ってきてくださるご家庭からの連絡です。私も嬉しくて、そのことをブログに残したくなりました。まめなママだから、きっと花の変化を日々ご覧になっていたのでしょうね。お子さんは見ているのか見ていないのか...子供はそんなもんです。でも、きちんと見ていることが多く、ただ言葉には出さないだけです。

写真はアトリエの桜。お稽古で残ったものを生けてあります。

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そう、桜が咲くって、日本人はかなり嬉しいのです。昔から『サクラサク』はよい知らせの代表。春を人生に例え、桜の開花を次のステージに向かう例えにしていたのでしょうねー。

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話が戻ります。ようやく先週のお稽古で桜を入れたのですが、その理由について少しお話しますね。

桜の枝は12月下旬から出回り始めるのですが、うちのお教室ではその時期に使わずに、2月の半ばまで待ちます。なぜなら季節感は大切にしたいですし、そして特に枝物の開花の順番は守りたいのです!梅が咲かないのに、桜を愛でるのは個人的に許せない...のです。強い口調でごめんなさい。

枝は梅→桃→桜の順番で使いたいのです。寒空のブルーグレーの空の下、梅の花が少しほころび、どこからか風に乗ってその香りが飛んでくる。それを感じずに、春だ春だというのがどうも苦手なのです。

じゃあ、スイートピーや菜の花はどうなのよ?と言われそうですが...そこは柔軟に..。

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お稽古の残りの枝とスイートピーなどを使い立てた花。こちらもボチボチ咲いてきました。後ろ囲いはお正月の残りの松。最後の1本でした!副下などのドラセナがオクロレウカなどの長い葉だったら、もう少し素敵だったかな?と思うのですが、手元にはなかったので、あるもので完結。これはこれ。一期一会の組み合わせで、桜が見られるのも幸せです。