お稽古後、お迎えの保護者と可能な限りお話をさせていただいています。
先日のお迎えの時に2年生をもつ保護者から声をかけられました。
『新しいクラスになって担任の先生からお子さんの描く絵と色がとてもいいと言われたんです。何かしているんですか?って。家庭で特別なことをやっているわけではないので、あぁ、これはお花の教室だなぁ!と思ったんですよ。うちの子も嬉しそうでした』
そうであれば本当に嬉しいことです🌸
お稽古の間、花の様子を観察し、色は本当に単色の黄色だけなのか、オレンジ色や黄緑の要素がないのか、花びらは全て同じ形なのかなど皆で確認し、共有しています。
帰り際に保護者とお話をしている間、こどもたちはノートに花の絵を描いたり、携帯を借りて写真を撮ったりもします。
花にはそれぞれ命があります。やがて朽ちて形がなくなってしまうもの。だからこそ毎回を楽しみに、飽きることなくお稽古を続けてほしいです。
日々の小さな積み重ねが、あるとき大きな変化となることを願っています。
私ができることは、毎回のお稽古で観察や共有を繰り返すこと。花を生けることで育まれる心地よさや多幸感を素直に受け入れられるようにお子さんたちを導くことかと思っています。抽象的ですが(笑)。