百花物語こども花教室 blog

栃木県足利市・佐野市の子ども花教室。幼稚園や学童保育での課外教室、「伝統文化親子教室(文化庁委託教室)」を運営。

卒園式

3月は巣立ちのとき。私がお世話になっている園の年長さんたちも卒園していきます。ご卒園、おめでとうございます。

出会った時は3歳〜4歳だったこどもたちは、当たり前ですが3歳の年を重ね、立派になっています。その姿を見ると、きゅんとします。時々にしか関わらない私がそう思うのですから、担任の先生や園長先生のお気持ちを思うと、それまた『きゅん』としてしまいます。

今回は2園の様子をお伝えします。

『旭幼稚園/足利』

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旭幼稚園さんは卒園式前日に卒園児と先生、合計35名で最後の共同制作として花を生けます。上の写真は生ける準備が整い、卒園児を待つ廊下の写真です。

密にならないように椅子を用意、お名前を呼ばれるまでは自分のお席で待機できるよう配慮されています。

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ひとり1本ずつ花を手渡し、生ける場所を自分で決めて生けてもらいます。緊張の面持ちの子もいれば笑顔の子も。最後は先生が生けます。お子さんたちがそこはダメ!上手!などアドバイスを送りながら賑やかに。そして完成。先生方が動画や写真を撮ったり、最後のシーンを残せるよう頑張っていました。

たった30分ほどの時間ですが、どうか良き思い出になりますように。

 

『呑竜幼稚園/佐野市』

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天井も高く、明るく開放的な場所で卒園式を行う同園。いつもは賑やかで、笑い声が絶えない場所が卒園式の会場です。日常的な場所で巣立ちのセレモニーがあることが感動的。

準備は園と合同で保護者会も行っており、生け込みにうかがうと賑やかです。当日は着物の方も多く、先生の袴姿も華やかで、晴れの日であることを改めて感じます。花は華やかながら色味を抑えて納めさせていただいています。

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今年は生け込んでいたら声をかけられました。「お手伝いしましょうか」驚いて振り向くと、3年前に受講してくれていた男の子。せっかくの申し出なので、アルストロメリアの葉の整理をお願いしました。やったことがあるから心配しないで!と一言。頼もしい限りです。おかげで、スムーズに生け込みができました。

久しぶりに会ったAくん。お兄さんになっていてビックリ!声をかけてくれてありがとう。巣立ちの準備の最中、嬉しい再会でした。