【昨年の様子】上
【静かに黙々と】下
今年5年目になる取り組みが、この絵皿作りです。
生活を楽しく豊かに過ごしてもらうために、年に一度、希望者を募り開催してきました。白磁に顔料を溶いて絵付けを行う、本格的な体験。こどもたちの感性に任せて、絵柄はフリーハンドで描いています。過去、毎年100人を超すお子さんたちが参加し、個性あふれる唯一無二の作品を多く生み出してきました。
ただ、今年度の実施に関して、スタッフ一同3月より協議を重ねてきました。スタッフのなかには、少し高齢💦いえ💦人生の大先輩もおり、現場に立つことを躊躇する雰囲気があり、諦めかけた時も。
【スープカップ 滲みも美しい金魚の姿。背景をグリーンにしたことで、明るくも締まった雰囲気になりました。色の選択は本人の意思です】
そんななか、幼稚園で声をかけてくれるお子さんたちがいます。彼らは事情を知る由もありません。
ねぇ、わたしおさらつくったことがあるよねー♪
またやる?
ぼくね
まえにおさらをつくったよ。おやつのときにつかってるよ。
ママがね、がちゃんってわったんだ!
とかね。
何とは無しに聞こえるお子さんたちの声。期待されているかどうかは分からないのですが、体験は記憶に残り、作った絵皿は生活の中で生かされている様子が伝わってくるのです。
またやる?そういう小さな声を、こんな時だからこそ拾うべきだと感じたのです。
【園庭の紫陽花や楓を使い、スタンプとして使用。この案はお子さんたちで考え出したもの。普段行き来している園庭をよく見ています】
それからスタッフと感染症対策も含め、話をし、開催を決めました。現場に立つのは会の代表と若いスタッフふたりのみ。他のスタッフは絵皿の焼成やデザインなどに回ってもらうことになりました。
【ど真ん中に手形!潔くてとてもいい感じ。5歳の夏の手はこんなだったと、振り返る日が来るのでしょうね】
今年度実施する幼稚園は2園。佐野市洗心幼稚園と同じく佐野市呑竜幼稚園。教室の詳細は幼稚園から配布される案内をご確認ください。申し込みはQRコードかメールに添付のリンクから。
各時間帯、定員8名、申し込み先着順で締めさせていただきます。
それと少人数で、絵皿を作りたい!というグループがありましたらお声がけください。出来る限り、調整させていただきます。
【人は人、自分は自分。描きたいものが決まったら、笑顔は真剣な横顔に変わります】
この絵皿作りが、こどもたちのこの夏の思い出のひとつのなりますよう心から願っています。
百花物語こども花教室 絵皿作り担当スタッフ一同