今日も静かにお稽古。こちらは佐野堀米教室の風景です。
今日の花材はカラー、スターチス、イタリアンルスカス。水盤に生ける子、投げ入れに挑戦する子、様々です。
小学生には、今日も池坊の真と副の花を意識して生けてもらっています。真・副は難しい言葉に思えますが、毎回、同じ事を話しているのでスポンジにゆっくりと水が染み込むように理解してくれています。
なぜお子さんたちに難しい言葉を使うのか?
それは、本物を伝えたいから。似たような言葉を使い、伝えることも可能ですが、結果的に遠回りになるのではないかと感じるのです。
百花物語こども花教室は、おかげさまで今年で5年目を迎えます。
たくさんのお子さんを指導するなかで感じたことがあります。学ぶことに「一段抜かしはない」ということ。たまにポンっポンっ!と一段抜かしで上がれるような感覚になることがありますが、抜かしたところに「必ずもどる」のです。学校の勉強も一緒です。
自分自身もそこを心に留めて学び、丁寧な指導をこれからも心がけて参ります。